ＦＸとは？

FXとは、外国為替証拠金取引のことを言い、Foreign eXchangeの略です。
外貨を使った取引により為替（かわせ）を上手に利用して、利益を上げようとするものです。
その為替とは、1ドル80円、1ユーロ110円、１ポンド120円などといったもので、初心者でも一度はニュースや新聞で聞いたことがあると思います。
常に為替の相場は変動しており、FXとはその相場の変動価格から生じる差益で利益を上げるものなのです。
つまり、世界中のお金を交換して利益を出そうする投資です。
「円とドル」「円とユーロ」「ドルとユーロ」など、外貨を交換して利益を上げようとします。
外貨を買い、その買った通貨価値が上がれば儲かり、その通貨価値が値下がれば損をするというものです。

外貨預金とは違うの？

ではFXは外貨預金とはどのような違いがあるのでしょうか。
外貨預金とは、その名の通り日本円ではなく外貨で預金をすることです。
なぜわざわざそのようなことをするのでしょうか。
それは、「日本円で預金するよりも、外貨預金の方が儲かる。」からです。
その理由は、２つあります。

内外金利差

「内外金利差」…「内」と「外」の金利差、つまり、「国内」と「国外」の金利の差のことです。
日本の金利は、ゼロ金利政策により、ほぼゼロに近い低金利が続いています。
これに対し、海外での預金金利は、年率３％、５％、７％、１０％などとても高金利の国が存在しているのです。
例えば、仮に日本での金利が年率０．１％だとした場合、１００万円預金してもその利息は年間たったの千円。
これに対し、１００万円を外貨に換えて年率５％の金利で預金すると、年間で５万円の利子がつくのです。

この５％と０．１％の差の４．９％のことを、「内外金利差」といいます。

為替変動

外貨を持っている時に為替が動くことにより、金利とは別に利益を生み出します。
例えば、ドルを円で買い、そのドルを保有している時に「円安ドル高」になった場合、利益が得られるということです。
「円安ドル高」とは、円の価値が安くなり、ドルの価値が高くなることを意味しますので、持っているドルの価値が高くなるので、そこで利益が発生するというもので、これを「為替差益」いいます。

FXで儲ける仕組み

上記の外貨預金で儲ける仕組みと、FXでの儲ける仕組みは、ほとんど同様と考えて構いません。

FXの取引によって通貨を交換した場合、その通貨の金利差「スワップポイント」を受け取ることができます。
例えば、金利が年率０．１％である円を支払って年率３．０％のオーストラリアドルを手に入れたとした場合、２．９％のスワップポイントを受け取ることができます。
つまり、より高い金利の通貨と交換することにより、より多くのスワップポイントを稼ぐことができるということです。

このスワップポイントは、交換した外貨を持っている期間、毎日、日割りで受け取ることができます。

そしてFXの大きな特徴は、以下のようなことなどが挙げられます。

特に、FXは少額から始めることができるので、金融商品取引初心者が始めるには敷居の低い投資であると言えます。

但しその反面、FXの取引にはもちろんリスクも存在します。
FXは少額の資金、例えば１万円の証拠金によって取引を始めたいとした場合、レバレッジが25倍の取引つまり25万円の取引が可能になります。
これがFXの「証拠金取引」というものです。
てこの原理が働き、1万円がその25倍である25万円分の取引ができ、それだけの利益も生まれる可能性がある反面、逆に25倍の損益を生むリスクもあるということがFXの注意すべき点となりす。
但しこのレバレッジも、以前は100倍や中には400倍もの証拠金取引が可能だったものが、金融庁によるレバレッジ規制によって、個人を対象に25倍まで引き下げられました。
その分リスクも低くなっており、より初心者向けの金融商品となったとも言えます。
もちろん、無条件にレバレッジが利く訳ではなく、個人の裁量によってレバレッジを利かさないで取引をすることは可能です。

初めに預け入れる証拠金の額というものは、FX業者によります。
一般的には最低1 万円程度のFX業者が多いですが、当サイトでは1000通貨単位から取引できるFX業者を推薦しています。
いきなり大きな金額で始めずに、充分な勉強と経験を積んでから大きく投資して下さい。